新品タイヤは慣らしをしないと危険!

新品タイヤを買ったから安心ではない。

タイヤ・ホイールカンパニー 西村です。
毎年なのですが、雪が降ってからあわててスタッドレスタイヤを買いに来られるお客様がたくさんいらっしゃいます。
中古のタイヤであれば問題ないのですが新品のタイヤの場合少し危険が伴います。

新品なのに危険なワケ

新品のタイヤは表面が「離型剤」でおおわれており、つるつるしていて本来の性能を発揮できない状態となっています。
また、初めて空気を入れたタイヤは若干膨張気味のため1カ月くらいで空気圧が減少します。この期間はタイヤが発熱しやすくなっているので過酷な使用をすると危険が伴います。
もうひとつ、タイヤとホイールを組む際にクリームを塗って取り付けやすくしているのですが、このクリームによってタイヤとホイールの接地面がずれやすい状態となっています。
これらの理由により、新品でも慣らしが終わるまでは本領を発揮できないのです。

慣らし運転距離の目安

新品を買った後、慣らしをするためには車を走らせるしかありません。
この際に過酷な使用はさけてゆっくり走ることで慣らしをします。
では、いったいどれだけの距離を走ればいいのでしょうか。
これは各メーカーにより詳細は異なるのですが、おおよそ以下のような基準になっています。

乗用車・軽トラック
サマータイヤ 80km/h以下 100km以上
スタッドレスタイヤ 60km/h以下 200km以上

小型トラック・バスなど 60km/h以下 200km以上

高速道路での走行でも上記スピード以下であれば問題ないですが、ナットのゆるみがあるとタイヤが外れて事故を起こす可能性もありますので、十分に注意して運転してください。

慣らしが終わったら再度点検を

慣らしが終わった段階で、タイヤの性能はある程度に発揮できている状態となっていますが、ナットのゆるみ、空気圧の減少、タイヤとホイールのバランス、リムずれなどが起きていないかご購入された店舗に持ち込んで点検をしてもらいましょう。
タイヤを適正な状態に保つことで、十二分に性能を発揮することができます。

新品タイヤを購入する場合はお早めに

冬の時期に新品スタッドレスを購入した場合、200km走行してチェックを受ける必要が出てきます。
雪が積もってから変えると、性能が十分に発揮できない状態で走行することになりますので交通事故が起きやすいです。
余裕をもってのご購入、交換をおすすめいたします。

タイヤ・ホイールカンパニーでは、新品タイヤをご購入いただいた方は100km点検を無料で行っております。
また、今なら早得割りでお得にご購入できますので、是非お店へお越しくださいませ。

スタッフ一同心よりお待ちしております♪